先日、近所のスーパーに行ったら、日用品フロアに防災グッズコーナーが増設されていました。簡易ベッドや充電用ソーラーパネルまであり、忘れていた防災意識が復活しました。
さて、自然災害に関しては、なんらかの備えをしている方が大半ではないでしょうか?
一方、労働トラブルに遭ってしまった時のために日頃から備えています!という人はあまりいないかも知れません。そもそも備えと言われても何をかすればいいのか分からない…と感じるかも知れません。
私の考える備えは、
1、 大切な書面(メールの場合もあり)を保存しておく
2、相談できる場所を探しておく
です。1、の大切な書面とは、例えば
・労働条件通知書、雇用契約書
・就業規則や賃金規定など
・給与明細やタイムカードのコピー
などが挙げられます。例えば残業代が支払われていない…などのトラブルにあったときは、残業をした記録(タイムカード)、や支給額の記録(給与明細)が重要になってきます。
自分だけ退職金が支給されていないのでは…という時は、就業規則や退職金規程を確認し、どのような支給要件になっているかなどを調べる必要がでてきます。
書類の名称がよく分からないという場合は、会社から労働条件や給与に関する書類をもらったら保存しておく、というやり方でもいいと思います。
2、の相談できる場所については、
実は、内容によって適切な相談先(行政機関等)が異なります。労基署なのか、労働局なのか、ハローワークなのか。弁護士に相談する事案なのか。
トラブルが生じたときに調べて判断するには労力がかかるでしょう。そんなとき「どこに相談すればいいか」も労働相談カフェでは相談できます。
いざという時の相談先のひとつとして備えおいていただければ幸いです。(山本)
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