☆良いユニオン・悪いユニオン☆

ユニオンの選び方を教えてほしいとの相談があった。

話しを聴いてみると以下のような事情があった。

 

ある事情から企業内に存在する組合を脱退した。

今後も同じ職場で働き続けるつもりであるが、不利益な配転などいやがらせを受けたときの保険として企業外のユニオンへの加入を考えている。

いま抱えている具体的な交渉事項があるわけではない。

 

ネットでユニオンを検索したら多数のヒットがあった。

明日、ネットで見つけたユニオンの事務所に相談に行くつもりである。

解決金目当ての悪いユニオンも多いと聴くので不安だ。

良いユニオンの見分け方を教えてほしい。

 

ほっとユニオンでは会社内に既存の組合があり、その組合を脱退した者からの案件は解雇案件以外は原則として受けないようにしている。

企業内で組合員を組織し日常的に会社と集団的な関係を築いている組合活動を尊重したいからである。

 

組合運営など何らかの不満があったとしても安易に脱退という選択肢をとるべきではない。

会社組織と違って組合組織には役員選挙など民主的な手続がある。

組合運営に不満ならば、そのような手続きを活用して組合を変えてゆく努力をすべきだと考えるからである。

 

相談者からは、組合を脱退した経緯をあえて聴かなかった。

企業内に当該組合員1人しか組織していないユニオンにとっては、当該企業と日常的な労使関係を築くことが困難であることを説明した上で、その地域で比較的多くの労働者を組織していることを基準としてユニオンを選ぶことをアドバイスした。

組織人数の多さは、個別案件ごとの解決金に頼らず、安定的な組織運営をしていることの証左となる。

 

しかし、労働組合(ユニオン)は利用し、消費する商品ではない。

参加して一緒に活動することを考えてほしい。(直井)